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2008/07/23

2日目後半

俺だけを乗せたマイクロバスは山道を15分くらい延々と走る。
あまりにも田舎道を奥へ行くので、途中お兄さんの見せる笑顔の裏に隠された闇を想像したが、
まもなく何件か宿が集まっている集落へ到着。
するとフェリーの中で見慣れた顔が。。。
どうやらこの島に訪れる人たちの目的はマリンスポーツらしい。
どの宿も表にはウェットスーツが乾してあったり、酸素ボンベが並べられてたりとマリン丸出しだ。

とりあえず目的の無い俺は適当なところで飯を食い(海鮮チャーハン)レンタカーを借りる事にした。
余談だが、海の家を筆頭にレジャー施設での昼食は

まずい
少ない
高い

と相場は決まっているが、沖縄はその対極に位置しているらしい。
今回の旅で味はともかく、少ないと高いに触れたことが無かった(一部を除く。一部に関しては最終日に・・)
海鮮チャーハンもしかりで、沖縄とは関係なかったが非常にうまかった。

で、レンタカーを早速借りると受付の人が島の案内をしてくれた。

うん。ゴーカートのコースみたい。

とりあえずこの地図を見て欲しい

大きな地図で見る

とにかくアスファルトが極端に少なく、車が走れる道が限られているので道に迷う心配だけはなさそう。

北が高くて景色が良い。、南は低くてビーチがある。
この二点だけを頭に俺は車のアクセルを踏み込みました。


まず向かったのは景色のいい北の側。
地図で見ると「国立気縄青少年交流の家」と書かれた敷地内。

これがどんな敷地かも分からずにとりあえず突き進みました。
そこで見たものは・・・・





そう、海と空と島だけの景色。
正直何の感想もありません。
自分が小さな存在に感じ寂しくなりました。

特にすることも無いのでそのまま南下。

すると途中でなんかの石碑を発見。とりあえず寄ってみることに。
そこには既に一台の車が止まっています。
塀で囲まれた鉄格子の扉の向こうに石碑を発見。
塀にはこう書かれていました。

「ハブが入るので必ず扉を閉めてください。」

この場合塀の囲いの中にハブが入るからなのか、塀の外にハブが出るから扉を閉めるのか若干状況が掴めませでしたが、とりあえずここの藪は危険なんだなと言うことが認識できました。
とりあえず言われた通りに扉をキチンと閉めて中に入ると先ほど扉の外で見た車の持ち主と思われるおじさんが石碑を真剣に見つめています。
どうやらおじさんも一人で来ている様子。
俺の存在におじさんが気が付くと、そこに流れる微妙な雰囲気。

わりとその場は広いのかなと思ったら20平米くらいの石碑と横に置かれている石碑の説明文の看板のみ。

そして二人の男(どちらも一人。)

なんだ!この状況!
とりあえず目が合ったので会釈をして微妙な距離感をとる。
お互いに凄く警戒している。

やがておじさんが俺が入ってきた扉から出て行く。

俺はおじさんの姿が見えなくなるとやっと緊張が解け、石碑に目を移す。




「集団自殺跡地」

確かに石碑にはそう書かれていました。

何なんだよ。さっきのおじさん何しに来てたんだよ一人で。
歳の感じだと40前後だったと思うので、直接この石碑に関係している人ではなさそうだし。
車も「わ」ナンバーだったのでレンタカーだし。
何しにきてたんだ!火サスだったら容疑者候補間違いないタイミングだろ。

まぁおじさんにしてみたらそっくりそのままオマエに返すと言われても仕方ないのですが。

折角きたので、石碑の横にあった何故この石碑が立ったのかを説明する看板に目を移した。


「米兵が沖縄を攻め挙げて、海からミサイルを山ほど撃って来た。やばいから民間の人たちは島の真ん中へ追いやられていく。
日本軍もジリジリとその力を失っていた。その間米兵は島の人間に降伏を要求するが、日本軍から民間人には鬼畜米兵に捕まれば拷問の日々であると教える。いよいよ米兵が島に上陸しダメだという時に日本軍は捨て身の攻撃を。民間人は生きて米兵に捕まるかと自害を決意する。しかし子供が自殺できるわけでもなし、そういった場合は大人が子供を自ら手にかける。青年にも満たない年齢の少年達は自分で自害するものもいたが死に切れずに一晩中ウーウーとうなっていたらしい。その声を聞いた米兵が偵察隊を向かわせると、そこには折り重なるようにして死体や死に切れずに内臓を引きずった人間がいたらしい。米兵がそういった人間に手当をし、手遅れのものには痛み止めを打って手厚く葬ってやると一人の女性が泣き崩れた。話を聞くと自らの手で娘を手にかけて自分も死のうと思ったが米兵に助けられた。もう少し早く米兵が来てくれていたら娘が助かったのに。」と。

それが今まさに俺が立っている場所で。
まさにこの場所で起こった出来事らしい。

俺はとりあえずその文章を読み終わると、真っ青な空を見上げて大きくため息をついた。


「明日の結婚式が凄く心配!」

笑顔を忘れてしまう前に石碑に一礼をしてその場を後にした。

すると先ほどの車の姿が無く。おじさんも勿論その場にはいなかった。

全くもって彼の存在は未だに謎である。
多分俺もそう思われていると思うけど。



気分を切り替えて、島の東から西へグルッと回る形でまた港の方に帰ってきました。

レンタカーを借りてここまでの所要時間は実に50分ほど。
時間の悪戯にここで俺が感じたのは

「まずい。これは持て余す。」

レンタカーを借りて自由になったと思ったのはつかの間。
早くも自分は生簀の中の魚だと気が付いてしまいました。
帰りのフェリーまではまだ2時間以上も時間があるのです。

しかしまだ南のビーチゾーンには足を踏み入れていません。
ビーチゾーンに期待をかけそのままビーチへ、
さっきレンタカーを借りた場所をそのまま通り過ぎ、車で行ける最南端まで車を走らせました。

そこには駐車場と小高い丘へ向かう舗装された階段。
ビーチの横には日よけの屋根が付いたベンチ。
原動付き自転車。
全身真っ黒な黒のブーメランパンツをはいたアニキ風の角刈りの男性。

沖縄

なんなんだこの島は。
行く先々で男を見る。しかも一人で。

今度にいたってはアニキでブーメランの角刈りって。
完全にくそみそフラグが全開です。

トイレにベンチに角刈りって完全に沖縄版くそみそ。

俺は過剰に警戒をし、しばらく遠くで彼の挙動を見守っていましたが、かれは何をするわけでもなくブリーフ一枚で海を見つめています。
しかしここで下手に動いたら何をされるか!
誰もいないこのビーチで叫んだって誰も助けてくれない。
今だからネタにできるが、その場にいるときは本当に怖かった・・・。

しばらくするとアニキが原付にのって何処かに行ってしまったので俺はアニキのいた屋根の下に移動。

すると素晴らしい海が眼下に広がっていました。





思わず嬉しくなって階段を駆け下りて海へ向かいました。

沖縄に来て初めて海に触れた瞬間でした。



しばらく一人で海で遊んでいると日差しがいよいよやばくなってきたので屋根のところへ避難。




しばらく海を眺めていました。




するとカップルとガイドさんらしき人がやってきました。



きっと俺がアニキに感じていた不信感と同じ位に彼らに不信感を与えていたと思います。
だってその証拠に、彼らは海に行かずにその場をすぐに立ち去ったから。
まぁいい。俺は自由なのだから。


どのくらいそこにいたのか。
もう来るまでいけるところは行ったので、する事がない。
水着を持ってきているわけでもないので海に入れない。

だから海を見る。


そんなことを一時間ほど続けたあたりで飽きたので時間は早かったがレンタカーを返すことにした。

車に乗って10分も立たずにレンタカーを借りた場所に戻ってきたので、とりあえず近くの喫茶店でコーヒーでもとアイスコーヒーを飲んでいると、これまた浅黒いおじさんが声をかけてきたので世間話。
おじさんは昔東京にいたが今はこっちで暮らしているとの事。
そういえば昨日那覇で飲んだバーのマスターに面影が似ている。

それでも時間を持て余したのでレンタカーを借りた場所にあったパソコンでブログの更新。

何はともあれ帰りのフェリーの時間に相成りました。



きた時と同じフェリーでとまりんへ帰港。
とりあえずフェリーの旅を楽しみつつ「次は泊まりでこの島に来たいな」と自分の勉強不足さを悔やみました。

帰りのフェリーは来たときの面子が若干少なくなった感じ。
結構日帰りの人が多いみたい。

沖縄




とまりんに戻ってきたのが17時ごろ。
とりあえず風呂に入りたかったので、タクシーに乗り込むなり運転手さんに
《風呂が入りたいんですけど》
と告げると例の如くピンク風呂の事と間違われる。

ああ。またかと。俺が風呂と言えばそっちなのかと。
とはいってもハタから見たらそう見えるだろうし、そういう歓楽街が近い場所柄間違えられても仕方ないのですがね。

シッカリ銭湯だと告げると地元の人が使うような銭湯を紹介していただきました。


わりと新しいつくりの銭湯で、スーパー銭湯の規模を小さくしたようなそんな感じの銭湯。

店の前で下ろしてもらうと、白髪のセレブ系おばあちゃんに声をかけられました。
どうやら俺の頭に興味を示した様で頭の仕組みをネオリハオリ聞かれました。

おばあちゃんは口調もハッキリしているのですが足が悪いようで、店の中からコロコロとした感じの若い女の子がおばあちゃんを迎えにやってきました。恐らくそこの店員さんの様です。
そのおねえちゃんがフレンドリーでまた頭の仕組みについてネオリハオリ。

とにかく俺の頭は初期投資に金がかかったが3年間自前で手入れしているので、その間の美容院代はかかりません故、年間ベースで考えれば安いですよ!と説明し風呂の中に。

客層は割りと高めで、若い人は少ない感じでした。

全身日焼けをしていたので熱い風呂を避けてぬるいジャグジーで疲れを癒していました。
ここは天国かと思うくらい気持ちよかったので完全に気を許していると、さっき入り口で会ったコロコロしたお姉ちゃんが目の前に。
水質調査なんですといって若いねーちゃんが男湯に普通に入ってくるとは…。沖縄恐るべし。
沖縄と言うかそのねーちゃんの問題な気がするけど。



風呂から上がると携帯に見慣れない番号から着信。

かけなおしてみると明日予約していた宿からでした。
日程の確認の電話かなーなんて思っていたら予約が今日になってるけどチェックインまだですか?って。

あれ?おれうっかりさんでした?

どうやら間違えて予約をしてしまったようです。
宿的には明日でも問題ないとの事だったので、行けたら行きます。と友達との飲み約束みたいな予約をして銭湯の按摩器に揺られていました。

疲れもだいぶ取れたので銭湯を出ることに。

銭湯を出たところでいきなりおばあちゃんに声をかけられました。
ガラガラを押していたおばあちゃんが俺の横に来て俺を見上げながらこういいました。

「まんじゅうあるから食うか?」

ちなみに初対面です。
間違いありません。初対面なのに饅頭を俺に勧めてきました。
開口一番です。

俺が意味が分からず戸惑っていると、
「いらねぇならいいンだ。」と少しふてくされながら、出しかけた饅頭をビニール袋にしまい、その場を立ち去りました。
俺は狐につままれた気持ちでしばらくその場に立ち尽くす。

いったいなんなんだ。

饅頭をくれかけたばあちゃん。その左手の袋には確かに饅頭が!



明日の為に着る「かりゆし」を探しに国際通りへ。





足のキレイなお姉さんが店先に立っているかりゆし専門店へ流れるように入りました。
とりあえず俺に合うサイズがあるかを真っ先に聞くと自信を持って
「うちは5Lまでありますから!」と。
俺は今までジャパニーズ基準のLLやXXXLに騙されてきたのでまだ安心していません。
とりあえず5Lとやらを試着させてもらうとこれ以上太ったらアウトーな感じなベストサイズ。
すると後は柄を選ぶだけ。足のきれいなお姉さんと無駄に話しながら楽しいショッピングの時間。

完全に店の人に乗せられて当初の予定よりもかなり高い値段のかりゆしを購入。
普段一万を超えるようなシャツを買わないのに・・・。こんなに生地が薄いのに冬場に着ていたパーカーが2着買える値段しました。

お姉さんの接客料だと思えば安いか?柄や肌触りは高いだけあって悪くないのでまずヨシとしました。

そしてその日の宿も決まっていなかったので(本当は決まっていた)、さっき電話をしてくれた宿に泊まることにしました。
よって目指すは北谷行きのバス。
乗り場はさっきのお姉さんに聞いていたので迷うことなくバスに乗り込みました。



今日はここまで。
次回は2日目~北谷へ~をお送りします。

というか部屋にクーラーが無いので意識朦朧とこの文章を書いております。
誤字脱字があっても面倒で直していないので悪しからず。
この夏で沖縄の日記が書ききれるのかが凄く不安。




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