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2007/10/29

グレーゾーン居酒屋 後編

前回よりだいぶ時間が空いてしまった為、既にグレーゾーン居酒屋に対しての情熱は前に比べると遥かに少ないものになってしまったが、この情熱が完全に冷めてしまう前に後編をうpしよう。


前回完全に心を入れ替え「楽しみに来ました!僕達!」と言わんばかりに入店を催促するまでになった俺たちは自分達の席が空くのをそわそわしながら待った。
やがて名前を呼ばれ、奥の席へ通された。
しかし、それは俺たちの意思とは反するものだった。
そう、そこは座敷席だったのだ。

俺たちが待たされていた位置からはテーブル席しか見えなかったために奥に座敷席があることなんてしらんなんだ!なんてこったい!
何でそんなにテーブル席にこだわるのかには理由がある。
それは、通常店員さん(キワドイ衣装)が注文を受ける際に何故か立てひざをつくのだ。
そこから見えるアングルを俺たちはまだ知らない。そしてもちろんそれを期待している。
次に座敷は袋小路になっているからだ。
生活線の真ん中の席だったら、お姉さんは呼ばずとも別の客がお姉さんを呼べばお姉さんはやってくる。
しかし俺たちの通されたせきは袋小路になっているお座敷、俺たちは頭を抱えた、
が、
ここで引き下がる俺たちじゃない。何かいい方法があるはずだ!
そして俺たちの中で一つの答えが導き出されたのだ。

何回も呼べばいいじゃないか。

俺たちはここぞとばかりに一休さん並にとんちを利かせたのだ。
名づけて

「オーダー時間差攻撃」

詳しくはこうだ。
まずファーストオーダーは普通に頼むがセカンドオーダーから各個人の飲み物はまとめて取らせず、一回に付き1オーダー。通常なら1回で済んでしまうセカンドオーダーを4回楽しめるステキな方法だった。
この時点で二件目なので余り食べ物は・・・みたいな状況でもこの方法を使えば飛躍的にお姉さんを呼ぶ回数が増えるのだ。
まさに錬金術的作戦といえよう。

そこで勢いづいた俺たちはテーブル席のアングルを早々に切り捨て時間差攻撃に備えた。

そしてついにファーストオーダー。
お姉さんが近づいてきた。そこで俺たちはある事に気がついてしまった。


そう、それは低空アングルもまた いとおかし だったことだ。
自分は下座でオーダーを取りに来るお姉さんに一番近い席だった為、低空アングルに気がついた時に誰の顔も確認できなかったが、振り返ると皆低空アングルに気がついているようだった。

食い入るように一点を見つめる者。
目があわただしく泳ぐ者。
ただただ顔がにやけている者。

リアクションは三者三様だったが、間違いなくその原因は一つだった。

一度捨てた視覚的期待値だったが、思わぬところで回収ができた。
俺たちはテーブル席のアングルは知らないが、座敷ならではのとても趣のある低空アングルを知っているのだ。
いや、むしろ低空アングルの方が目線が気になる部分に近いので破壊力がある。素人にはオススメできない。
それにさっき考えた錬金術を加えると・・・・

考えるだけで恐ろしくなった。

俺たちの夜は始まったばっかりだ。





時間差攻撃にも慣れ始める頃、不思議なことにこの環境に目が慣れてくるということだ。
オーダーを取りに来るお姉さんを何の抵抗も無く見れるようになり、近くを通っても一応目を向けるが、30分程前のドキドキ感が無くなってしまった。
目を向けるのも見たい!という素直な感情が徐々になくなるにつれて、その隙間を義務みたいな感覚に似たものが埋めていくようになる。
それでも見てしまうのは男の性(サガ)なのだろうか・・・
そんな俺たちはこの空間になにか物足らないものを感じ始めた。
こんなんじゃダメだ!みな心にそう思っていた。
心のアンテナ感度をMAXにした俺たちはある異変に気がついた。

「俺たちが作るグレーゾーン居酒屋嬢ランキング白書2007」の中でも比較的上位のお姉さんが、一つのテーブルに長く滞在しているのだ。
ただオーダーを取りに行っただけなのに軽く5分近くいたりする事もあった。
その事実を知った瞬間、俺の脳裏にある記憶が蘇った。

それは今年の夏、友人の買い物に付き合い秋葉原に行った時の出来事だった。
案外秋葉原に昼間行くのは初めてだったりするので、ワクワクしながらおでん缶が売ってる自販機とかを探したり何を売ってるのか分からない店に入ったり観光を楽しんでいると、
「是非ここはメイド喫茶に行くべきなのではないか。いや、行くべきだろう。」と言うことになり、適当に店に入った。
てっきり「お帰りなさいませ。」とか言われちゃうのかと構えて行ったら案外普通にいらっしゃいませ。なんて言われちゃって、期待はずれ。
何が楽しくてこんなクソ高くてメイドさんも飛び切りかわいいわけでも店に来るのかと思い、理由を探るため心のアンテナを張っているとメイドさんが一人の客と話しこんでいる事に気がついた。
そしてそれを見た瞬間あることが分かった。
ここは昼キャバなのだと。
いや、アフターとか多分無いからその分ヴァーチャル色が強いのかもしれない。
ともかくここは店員と客という縛られた設定の中、お気に入りの女の子を見つけてその時間を楽しむ場所なんだなと。
正直メイド喫茶には何の共感も得ることができず、サービスで置いてあったファミコン(大画面)をメイドに目をくれず全力で楽しんでしまった、そんな記憶だ。

そしてこの店もその要素が大いに含まれていることである。

その事を他のメンバーに伝えると、作戦変更会議が行われた。
今までは回数をメインに「量」だけを考えていたが、これからは会話すなわち「質」をメインに据えて行こうと。
そして作戦は実行された。
ターゲットとなるお姉さんを見つけると欠かさず呼んだ、注文を匂わせながら取り留めの無い質問を混ぜてゆく、まさにそれは誘拐犯の電話を受ける奥さん状態。
その事から後にこの作戦を「逆探知作戦」と呼ばれることになる。
実際はチームの息があわず逃げられるなど成功率はドラマの中の逆探知ばりに低かったが、気の優しいお姉さまは俺たちみたいなサムイ20代男性にも関わらず会話をして下さった。

まぁその遊びにも飽きは来るもので一通り楽しんだらわりといい時間。
帰りますか~てな感じでお勘定。
二件目だしそんなに食べていなかった為に某赤い看板の大衆居酒屋で飲んだぐらい金額。
忘れかけていた俺たちの知識5項の”安価である”も実証されていた。

トータルで言うとやっぱり居酒屋でした。そして裏メニューもありそうに無かったです。
キッチンは男(イケメン)のみだったし、手なんて出したら殴られそうです。
むしろ店員同士で何かありそうな雰囲気満点です。少なくとも兄弟はいるはず。
でも、安価なことなども考慮に入れればありなんだろうなと。
まさに隙間産業なんだなーと感心したり。

ともかく一ついえる事は 日本の男はまだまだ元気 という事だけでした。

帰りは妙にムラムラしながら帰路に着くのでした。







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