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2007/10/16

グレーゾーン居酒屋

腰の位置までも無い短いジャケット。

その下には胸しか隠さないチューブトップ。

スカートはローライズなのにひざ上25センチ。

その上スカートを履いているのにT☆バックの腰紐が見えている。

上下は白で統一して。

体を覆う布面積は限りなく少ない。

カワイイ女の子が店員の居酒屋があったらいいな~。

と、男性なら一度は考えたことがあるのではないでしょうか。

もしそんな事があるとしたら、きっとアラブの石油王かヒルズ族専用だ。
きっと我々庶民には手の届かない値段だろう。
飽食の時代と言われるこの日本でさえ、社会には格差があり僕達には
夢の居酒屋に行くことができないのか。

憎し。
憎し、格差社会。

なんてひがんでたらありました。そんな居酒屋。

会社の人に教えていただき言ってきたのですが、
その話を聞いた日の仕事帰りに行こうと決意したのは言うまでもありません。

その人の話では、そんな状況(冒頭)で普通の居酒屋で、しかもちょっと空いてるらしい。
まさにパラダイス。
この東京(まち)にもまだオアシスはあった!

根拠も無いのに自宅の庭に温泉が出ると信じ、ひたすら掘り続けて数年。
誰もが諦めたその時に…。
出た!温泉が出たよ!的な。
参考:http://www.ntv.co.jp/burari/000318/info3.html

きっとこのオヤジの感情(パッション)と俺の小宇宙(コスモ)はかなりのシンクロ率はかなりのものだと今は思う。
仕事中でしたが気持ちは既にオアシスに行ってたもんで、
空いてる情報があるのにも関わらず、予約しようよ!なんて口走っちゃったり。
日課の日報を書置きしてみたり。

やっとのもんで仕事が終わりいざ繁華街へ、会社の人と4人で向かう。
その中の一人はあくまでもオアシス ”裏”サービス があることを疑わないドスケベだ。
俺を含むほかのメンツはそんな彼をバカにしていたが、
そこにいる誰もがその "裏"サービスが存在していることを少なからず期待していた。
言わなくてもわかるのだ。

だって、顔を見れば一目瞭然だからだ。

ネットで調べた地図を頼りに進むと、最近では珍しくなくなった黒人による客引きや、
毎度おなじみの客の呼び込みが俺たちを襲う。
そんな彼らが決まって言う台詞は

「キャバだよ!なに?今日違うの?おっぱい?」
とか
「おっぱいパーティ開催してるよ?お兄さんはなに?今日は何で遊ぶの?」

以前俺は卓球をする約束で繁華街を歩き、上記のような質問を受けたときは胸をはって

「ピンポンです!(振りつきで)」とか「今日はコレなもんで♪(振りつきで)」
と答えたものだが、今回ばかりは
「居酒屋です。」とか「キャバじゃないです、居酒屋です。」と言うのもうそ臭く、
別に本当の事なんだけど、どこかに ”裏”を期待していた後ろめたさも相成って、
客引きの目を見れずにうつみきかげんでかわし進んだ。

余談だし、若干差別に捉えられてしまうかもしれないが、
繁華街にいる急に増えた黒人の客引きは絶対にB-BOY系のショップにいた
人たちがFUBUのダボダボのジーンズとか、KARLKANIのシャカシャカジャージ
ROCAWEARのセットアップを若い世代に売れなくなってしまい溢れた。
あくまでもアフリカ系黒人だとおもう。
欧米系黒人と若干雰囲気が違うのだ。
多分職がそっち思考になりこっちの方が儲かるじゃん!ってことだとおもう。
あくまでも余談だけど。

そして地図に書かれた建物の前に立つ。
明らかにお水系の雑居ビルの案内板に4階に位置するとされるオアシスは、
俺たちの持っている情報、
題して

    ”俺たちの知識4項”

による。

・安価。
・きわどい格好のギャルがいる。
・なのにちょっと空いている。
・でも、あくまでも居酒屋

の”でも、あくまでも居酒屋”に抵触している可能性が濃厚になってきた。
残念だ…。という気持ちの裏で、皆の ”裏” の期待度が膨らんだ。
お互い言わなくてもわかるのだ。

だって、顔を見れば一目瞭然だからだ。

エレベーターで4階まで昇りドアが開くとそこには普通の居酒屋の雰囲気。
しかしエレベーターホールなので店内の様子が見えない。
それに肝心の店員を見ていないではないか。
まだ安心できない。この店、”裏”があるぞ!

そして店内の様子は想像をはるかに超えていた…。
なにが超えてたって。
スゲー混んでる!!!
しかも客全員男!!!

俺たちの知識5項の「なのにちょっと空いている。」に明らかに抵触しているではないか!
(※お知らせ  この店に来る間に俺たちの知識4項は「”でもホントは”裏”サービスがあるらしい”」の一項が追加されました。)

しかしきわどい格好のギャルがいる。には期待のK点は裕に超え、俺たちの眼球は世界水泳が開催された。

何故かそれを期待しているのは店員も客も周知の事実の癖に、そういう時の男は居たって普通も対応をしようとする。
「4人なんだどけ空いてる?(大人のふりして)」
と問いかけると
「ごめんなさぁ~い(はぁと)今だと一時間待ちですぅ♪」
と返される。

そこで「えーどうする??」とか「別のところにする?」を言ってみる。
これは「あくまでも俺たちは普通の居酒屋だと思って来てるから、別に飲めれば他の店でもいいんだけどな~」と言うアピールであるのはお察しの通りである。
あと、この時点で60分待つことを決意しているのもお察しの通りである。

「それじゃさ、席が空いたら電話して。」とお客様待ちリストに名前を残し、
「そこら辺で飲んでるから」など、ここに来てもまだ「ここじゃなくても良いんですよ臭」を撒き店外へ。皆ここまで目が北島コウスケ。



「あくまでもあの店に入る為に繋ぎで行く店」を探してぶらぶらする。

正に普通の居酒屋にきてしまった俺たちは余り会話も盛り上がることなく、
そこに一時間ほど滞在した。
しかし電話はまだ無い。

ここで俺たちの中で葛藤と討論が繰り返される。

議題は

”電話を待つべきか”
     or
”店に出向くべきか”

前者は
”この店じゃなくても・・・”

対して後者は
”我慢できないので来ちゃいました!”

最後までキャラを通すか…それとも自分に正直になるか・・・。
そう悩む俺達の中で一つの結論が。

前者、後者は一見意見の分かれている二人・・・
でも目指すゴールは一緒なのだ!
皆そこに行きたいんだ!

ということで後者になりました。

そそくさと会計を済ませ、いざ目的地へ!
さっきの雑居ビルのオアシスに戻るとまだ大賑わい。
ってかメンツが変わらない。
思わずどんだけ~と叫び、お姉さんにまだですかと催促。
ほんの一時間前までは「べつにぃ~ここじゃなくてもいいんだけどね~」スタンスだったのに
今は催促をする始末。人とは変われるものだ。



つづく





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